ヌルポインター親衛隊

社内でひとりエンジニアやってます。

3年ほど勤めた新卒で配属された部署から異動します

こんにちは、著者です。
この前のエントリから半年以上も離れていることに驚いています。
あのあと無事に基本情報も応用情報も受かり、見事基本情報技術者応用情報技術者になりました。
かといってなにか変わるわけでもなく、日々勉強は怠らないようにしなれけばいずれ時代に置いていかれることでしょう。

さて。

表題の通り、この度新卒で配属された部署から異動が決定した。
いろいろなことがあったので、うらみつらみも含めて一旦精算するために書き出しておきたいと思う。
深夜テンションで書きたいだけ書いたので、冗長であることを予め断っておく。

教育係が教育してくれない

配属されたのは2019年の秋頃で、ちょうどSHIROBAKOの宮森のような仕事をすることになった。
みゃーもりみたいに自分で原画マンを捕まえることはなく、(言葉は濁すが)案件はすでに決まっていて出来上がったレールの上を極力脱線しないように全体をマネジメントしつつホームをオーバーランしないようにする仕事だ。

しかし、恐ろしいことに弊社は中小企業の域から出るような会社で、そこそこ歴史がある。長い歴史の中で培われた専門用語、変えられないルール。そういうのに縛られて仕事をする。
すると、配属されたばかりの新人は前提知識(用語、ルール、それらに基づく仕事の進め方)を学ぶ必要がある。あまりにもガチガチに用語やルールが固まっているので、先輩社員から作業の概要を聞いても理解できるのはせいぜい30%。で、一旦手を付けてみて、わからないことが出てきたら聞く。一応ISO9001を取得しているので手順書のたぐいはあるのだが、それは全体的な話で実務の詳細は書かれていない。なので新人には役に立たない(業務が俯瞰できる資料なので、転属されたマネージャーなどには役に立つと思う)。

申し遅れたが、この先輩社員とやらは自分が配属される数ヶ月前に部署内でチーム変更されてすでに別チームの人だった。
最初の頃はこの先輩に仕事を貰い、仕事を引き継いでいたんだが、ある時わからないことを聞きに行くと「私はもうそっちのチームじゃないから聞かないで!」とシャウトされた。いやそれは分かるんだがそもそもうちのチームで誰も仕事を教えてくれないから先輩氏に聞いてたんですよ。しかも"せんぱいからのありがたいこころえ"的なお叱りじゃなく、完全に感情に任せた言い方で、じゃあ誰に聞けばいいんだよと聞いてみると、私の教育係はAさんだという。おや、私の席の隣りに座っているベテランさんじゃないか。そういえばそんな話もちらっと聞いたなと思ったが、後にその教育係のAさんは①自分から教えてくれない、②聞いたら0.5か1が返ってくる人だというのが判明する。無論、1だけ返されても新人はその先がわかっていないので誤った方向に走っていくのだ。

で、色々苦悶して1週間くらい経ったあとそのAさんとやらに「先輩氏が何故か怒って仕事教えてくれなくなっちって」って話をしに行くと、「おおそれは大変だね。そんな事になってるとは知らなかったよ」だと。お前やっぱ教育係じゃねえだろ。

しかもうちの仕事はお尻が決まっているので、そんな中でも進めないといけない仕事があるんすよ。先輩氏は私はもう無関係状態なので、とりあえず自分が先輩氏の持ってた仕事をやるしか無い。
そんななか、グループリーダーから今月の残業時間の申請を出してくださいって言われて15時間くらいで申請したら、なぜそんな残業するの?新人だし、あまり仕事持っていないですよね?って言われて参った。動き出しの期限が迫っていて、新人だから慣れない仕事で手間取ってるんです、って言ったらなんやかんや残業時間は5時間だけ申請が通った。実情は、教育係のAさんから聞いたやり方で進めても、聞いたことしか返してくれない(しかも右も左も分からない状態で聞くので、聞いていることが正しいのかがわからない。Aさんは体系的なレクチャーをしてくれないので手当り次第聞くしか無い)のでその先で破綻して手戻りが発生する、というパターンで途方も無い時間がかかっていただけだった。

そうこうしている内に定期面談の時期がやってきて、あまりにも周りがフォローしてくれなくて参っていること、このままなら辞めることも考えている、というのを課長と担当の管理職に伝えた。辞めるなら仕方ないね、でも困ってるのはわかったから、Aさんには正式に教育係として仕事の指示をしておきます、と。...おかしいな?この人が教育係だって聞いていたんだが??やっぱ今まで正式な教育係じゃなかったんかい。てっかマネジメントできてねえだろ。

が、結果は相変わらず放置。
多分Aさんの能力が彼自身の役職(彼の役職では、業務を教えられる、以上にチームをリードすることを要求される)に合っていなかったんだろう。

配属初期の担当管理職の管理が微妙

部門全体のミッションや要求されていることは誰よりも正確に把握していて、他部門との折衝があれば確かな仕事をしてくれる。この点では非常に評価が高かった。

しかし、部下のそれぞれの個性・能力をあまり正確に把握できておらず、その結果評価や人員采配が上手くないと感じた。
最もキツかったのは、ひとつ上で述べたとおり教育係のAさんが全くフォローしてくれなかったときの対応だった。仕事を教えてくれる人がいなくて、今自分が何をわかっていないのかがまるでわからないのだ、あまりにもツライので仕事をやめることも考えている、と相談をしたあとに「Aさんには、正式に教育係になってもらうように言っておきました」と。でもその人はまともに教育をしてくれなかった。
その後がひどい話で、「Aさんがフォローしたおかげでell_sub2は仕事をやめるのを踏みとどまった」と認識していたらしい。しかもこの件でAさんには大変感謝している、らしい。これは今日の今日、新しく来た管理職に言われて初めて知った。違うんだ、私はわたし自身でやりたい仕事を獲得したから、今まで辞めなかったんだ。

自分なりにこうなる要因は何かと考えてみたんだけれど、おそらくは(主観だが)部下との距離感に問題があると思う。
いや、誰しも相性ってのがあるわけで、距離感ってのは環境によって伸びたり縮んだりすることは理解する。また、仕事とプライベートは違って、仕事は仕事と割り切っている人はどうしても堅苦しくなることがあるのも解る。が、それにしたって距離感が縮まらない。趣味の話をしたり、自分からアプローチを掛けて見るものの、手応えがあまりない。上司からしたらどう映っているのかわからないけれど、少なくともこちらの視点ではこんな感じだった。
それを裏付けるとすれば、今年度別部署から入ってきた管理職に変わって、私はその上司に報連相をめちゃくちゃするようになった(私比5倍〜くらい)。その人はすごく話しやすく、私の話を受け入れてくれるのだ。結果、めちゃくちゃ心理的な安心感が上がった。

仕事は自分で見つけろ

この言葉は、私が尊敬する とあるピザ屋の店長の言葉だ。
学生時代、私は宅配ピザのバイトをしていた。 店長いわく、怠けている他のバイトは、店長が「ここまでだったら給料の範囲」と思えるところまでは何も言わない。怠けることは特に悪ではなく仕方のないことだから、行き過ぎない場合は許容する。じゃあ彼らが怠けた時間でできたはずの仕事は誰がやるのだ、という話が「仕事は自分で見つけろ」。彼らのやらなかった仕事を見つけて、彼らよりも仕事をするのだ。

この話の重要性は、社会人として働き出してからは当時に増してよく分かる。
皆が与えられた仕事をしているならば、自分はその仕事だけではなく+αを作り出す。そして、やりたい仕事を手中に収めるのだ。
私の場合は、効率的なワークフローの構築、効率改善のスクリプトの構築、RPA化、など。どれも既存の業務に対しての問題提起から始めて、デモが作れるなら作ってしまって上司に報告した。そうしている内に効率アップの施策を部門としてやることになって、入社三年目でその担当に抜擢していただいた。

評価が上がらない

配属初期から辞めますと息巻いたことが原因の一つかもしれないが、やはり管理職の側に問題があると思うんだ。
私は、私の与えられた役責以上の仕事をかれこれ2年ほど続けているが、評価されなかった。
なぜです?私は仕事の量も質も、今の役責のひとつ上の仕事をずっとやってきたし、その一部はもう一つ上くらいの仕事をやっているはず。
そのことを聞いたら、のらりくらりといつもの口達者で曖昧にされてしまった。

なので、担当の管理職が変わったときに同じ話をしたら、確かにあなた自身の評価は正しくて、私が思うあなたの評価と一致している、らしい。
しかもこの人、私が仕事をやめなかった理由が私自身がやりたい仕事を得た事にあって、決して教育担当氏が教育をしてくれた(と管理職たちの中で周知の事実になっていたが事実ではない)ことが理由ではないことを一発で見抜き、前の管理職の思い込みであることを指摘した。
・・・やはり、評価が上がらなかったのは前の管理職がおかしいと思うんだ。

偉い人にPRしろ

媚を売れというわけではない。
偉い人たちが集まる場所に顔を出して、自分の顔を売れということだ。
どうやら今回の異動は、私がこれをしていたかららしく、曰く「IT知識が要求される部門に、IT知識のある人員を配置して競争力を高めるため」異動が決定したらしい。
私は効率アップのプログラムを内製化していることや、その効果についてを 部全体で報告するチャンスを何度か得て、また個人的にも自分の考えを部長に話したり、情報処理の資格を取ったことを話していた。
結果、そうしたことが評価されてか、私の適性があぶり出されてなのか、異動が決まった。

自己PRは程よく行おう。

マネジメントスキルを磨け

私は、期間限定のとあるサークル活動のリーダーをしたことがある。
その場所で、最もしてはいけないことをした。チームメンバーの面前で、あるチームメンバーの仕事の進め方の良くないところを、それも感情に任せて「やめろ」と言った。これでは先輩社員氏と同じである。
事象は、私が説明をしているときに、その説明が終わっていない中で「いやいやそれは違うでしょ」と口を挟み、あまつさえその場にいたメンバーのフォローも遮って、何が何でも自分が言いたいことを言うマンになっていたところを、「人の話を遮るな」と言った。実際のところ、雑談でも人の話を遮って自分が正しいということを説き伏せるような話し方をする人で、内心関わりたくなくてうんざりしていた。それが業務でイライラしているなか、とっさに口を突いてしまった。

その人は今年の転属で、社会人歴は自分の+数年の人だ。
だからその悪癖を指摘し、直すよう諭すつもりもなかったし、何なら評価の敵になるわけなのでそのままで居てくれればいいとさえ思っていた。

だが、その時の私のロールはチームのマネージャーだった。
チーム全体の仕事が上手くまわるように、予めこのひとには改善を要求しておくか、もしくは私を含めたチームメンバーがイライラしないようプロジェクトをすすめるべきだったのだ。

さいごに

教育担当の人が教育してくれなかったり、管理職が部下を正確に評価できなかったり、色々ありました。
新管理職氏は次の評定ではちゃんと評価してくれると言っていたんですが、その時期を待たずに旅立つことになって、ちょっと残念です。
次の部署ではデータ解析などが仕事らしいのですが、データを解析した経験はないので、新しい分野に足を突っ込めることにワクワクしています。


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